おたより

新たな取り組み。

社会の高齢化が確実に進行する今般、2022年10月の総務省統計局の調査によれば介護・看護のために過去1年間に離職した人は10万6000人にものぼるとされています。

現政府においても介護離職を予防する必要があるとして仕事と介護の両立支援制度を盛り込んだ法案を2024年通常国会に提出するよう関係閣僚に指示し、介護離職が確実に社会課題となってきていることがうかがえます。

そのような中、高齢者介護を中心に20余年の実績(?)を積み重ねてきた弊社においても介護離職予防に対して何かアプローチできることがないか・・・と熟考を重ねた結果、今回介護に関する相談窓口の開設とともに施設の見学会を開催いたしました!

今回対象としたのは全国に拠点をもつ企業さんであり、三連休の初日という日程の中、多くの方にご参加いただきました。

なにせ全国からお越しいただいた皆さまということで、弊社の施設そのものの特徴を知っていただくことよりも各施設に関する総論や介護全般に関する知識をお持ち帰りいただくことを一つの目標に、また現地・対面ならではの直接の質疑・相談のやりとりをもう一つの目標として掲げ、各担当者さんにはいつもとは異なる準備と緊張感の中で頑張っていただきました。

・・・そしてまあ、反省すべき点は多々ありますが・・・なんとか大きな事故なく終了することができましたのでまずは一息・・・。

一方、今回の見学会を通じて、冒頭に記載したとおり現在進行形で仕事と介護の両立といった岐路に立っている方が確実にいらっしゃること、そしてそれらのお悩みの内容は極めて多岐にわたり、個別かつ多職種での対応が必要不可欠であることを改めて痛感した次第です。

ただ同時に個人的ではありますが、こういった形で法人内の専門職が集結して個々のケースに対してそれぞれの知見を挙げていく場というものはなかなか貴重かつ有意義であり、今後もどうにかしてこれに類する形を継続的におこなうことができないか・・・などと考えてもいます。

・・・ということで、今回は皆さまなんとか無事に帰路に着かれ、本当に一安心でございます。
貴重なお時間をいただいた中で、弊社としても溢れる想いを抑えきれず非常にタイトな時間割となってしまったことは大変恐縮ですが、次回以降、少しずつ内容ともにブラッシュアップしていくことができればと考えております。

関係各位には改めて深く御礼申し上げますとともに、法人として地域課題・社会課題の解決に少しでも寄与していくためのアクションを継続していくことができればと思います。

弊社では、今回のような施設見学会・個別相談会につきまして、一般企業様・自治体様・その他団体様などからのご依頼をお受けしていければと考えております。
内容などにつきましてはまだ発展途上ではありますが、ご興味のある方はまずは下記までお問い合わせいただければと思います。

0263-31-6231

(担当:法人本部経営企画室 高橋)